- もうすぐ夏休みが終わるのに自由研究がまとめられない…という方に向けて
- 自由研究は9つのポイントでまとめられる!
まだ暑いのに8月もそろそろ終わりですね。
8月が終わりだどいうことはそろそろ夏休みも終わる方が多いのではないのでしょうか?
夏休みは楽しいこともある…でも、面倒くさいこともある。
その筆頭が自由研究だと思います。
「夏休みがもう終わるのに自由研究は全然やっていない…」
「どうやってまとめればいいのか分からない…」
そのような方たちに向けて私なりの自由研究のまとめ方を書いていきたいと思います。
私も自由研究は親に嫌々やらされていた記憶があるので、できる限り分かりやすく格好いい自由研究のまとめ方を記載させていただけたら…と思っています。
それでは参りましょう!
自由研究の最終的なまとめ方
まずは自由研究をするときに、
「最終的にどうやってまとめればいいの…」
という声はとても多いように思っています。
私の中では自由研究はこのような形でまとめると様になると思います!
- 自由研究の「タイトル」
- 実施した人の「名前」
- 自由研究全体の「要約」
- 研究の「背景」
- 研究の「方法」
- 研究の「結果」
- 研究の「考察」
- 研究の「まとめ」
- 研究の際に調べた本やホームページなどの「参考文献」
「いっぱいあって大変そう」
そう思われても無理はないと思います。
でも、逆に言えばこの9つを自由研究の報告としてまとめればどんな研究でもある程度ちゃんと研究したように評価されることが多いです!
実は実際の科学論文なんかも内容こそ違いますが、大体の書き方は決まっています。
なので、決まった流れに沿って順番に書いていけばしっかりと自由研究としてまとめることができます。
では、順番に解説していきたいと思います。
タイトル
読んで言葉のごとく「タイトル」です。
これによって他の人に目に留まるかどうかが決まってくる重要なところです。
例えばですが本屋さんに言った時とか、おもちゃ屋さんに言った時とかに、タイトルに魅かれた本やゲームを買ってしまった…なんてことはありませんか?
自由研究のタイトルもそれと同じような感じで、タイトルで興味を持ってもらえるかどうかが変わってきます。
「じゃあ、どんなタイトルがいいの?」
私は
- できるだけ短い
- 内容がぱっと見で分かる
- 興味がそそられる
の3つが大事だと思っています。
例えば私は本が好きなのですが、ある作家Aさんの経歴とその中で出版された本のことを調べて自由研究としてまとめたい!…と思っていたとします。
その時にタイトルとして「作家Aの歴史 この本はどういう状況で書かれた?」とかにするとサブタイトルも含めて多くても2行で収まりそうですし、内容も分かりやすいですし、読書好きなら何となく興味をそそられませんか…?(私だけかもしれませんが)
こんな感じでタイトルは決めていけばいいと思います。
ちなみにタイトルは最初に考えても最後に考えてもいいと思っています。
「最初にいいタイトルが思いつかないよ…」
という方はその他の部分(特に要約)をまとめてからタイトルを考えてみるといいかもしれません。
名前
これこそ読んで字のごとく自由研究をした人の名前です。
1人でやった場合も、何人かでやった場合も名前は書くようにしましょう。
…というより名前を書いてないと課題をやったことにならないですよね。
当たり前のことに思えるかもしれませんが、科学誌などの論文では名前を書く順番とかも重要になってくるので、ここでも一応書いておきます。
要約
「要約?国語の時間にやったことあるなぁ…」
と思われる方が多いと思いますが、私はここが1番大事だと思っています。
なぜなら自由研究の内容を短く伝えて「本文を読んでねー」と促すのと同時に、「こういうことが本文では書いてあるよ」といういわゆる目次に近い役割を果たす部分だからです。
要するに読者の興味を引くと同時に内容理解の手助けをする部分です。
また、自由研究をまとめる側から見ても「これだけは自由研究として伝えたい!」という根幹の部分をはっきりさせるところでもあります。
これがあると本文を書いていても話している内容がぶれにくくなるので、一貫性のある文章を書きやすいです。
つまり、要約が最初にしっかり書けているとよくまとまっている自由研究になりやすいです。
自由研究をまとめる時には意外と書かれない部分(そもそも存在を知らない部分)かと思いますが、読者が読みやすくするため、また自由研究をまとめる人がまとめやすくするようにするため、要約のスペースを作ることを私はおすすめします!
「じゃあ、どんなことを要約で書けばいいの?」
ということになると思いますが、
- 背景(今知っていること、その上で知らないこと→それを知るために今回の研究をした!という目的)
- 方法(どうやって知ろうとしたか)
- 結果(方法を実践してみて分かったこと)
- 考察(結果から自分が考えたこと)
の4つをそれぞれ1~3文程度で書いていけば要約になるかと思います。
最初は難しいかもしれませんが、一度伝えたいことを短く書いてみて「ここはなくても大丈夫」というところをなくしていくのが1番いいと私は思います。
ちなみにこの記事だと1番上の□で囲んである文章が要約です。
背景
ここからいよいよ本文です!
「背景」はテーマについて今自分が知っていること、知らないことを書いてみて、それを知るために調べてみた!あるいは実験してみた!…という流れが多いです。
実際の論文でも
- 今の知見を他の論文を基に記載する
- 「こういうことが分かっていない」という疑問点を挙げる
- この疑問を解消することを目的に実験を行った
という流れがほとんどです。
なので、自分が知っていることと知らないことから出てきた疑問を調べてみた!…が自由研究における背景です。
方法
調べてみたいことが出てきたら次は方法です。
実際の科学の現場では、細胞を培養してみたやら化学物質を合成してみたやら一般のご家庭では難しい方法が多いことも事実です。
しかし、方法は難しいことばかりではありません。
身近なもので実験をしてみる、本で調べてみる、誰かに聞いてみる、はたまたネットで調べてみるというのも方法としてOKです。
どの方法も情報源に気を配ることは必要になりますが、こんな簡単なことでも自由研究の方法になります。
なので、まずは1番手に取りやすい方法で疑問を解決する方法を探すことをおすすめします。
結果
疑問を解消するための方法を決めたら実際に調べてみましょう!
そうすると何か新しい発見があったり、逆になかったりします。
「疑問に思ったことを調べてみたけど分からなかった…」
私はそれで落ち込む必要はないと思っています。
なぜなら「分からなかった」ことも1つの結果だから。
次の考察で詳しく書きますが「分からなかった」なら「なぜ分からなかったのか」「どういう方法を行えば分かりそうか」を自分なりに考えることで、「分からなかった」という結果も十分意味があるものになります。
なので「分かったこと」もそのまま、「分からなかったこと」も分からなかったことが分かったということでそのまま書いてみましょう。
ここで1つ注意点は、結果は分かったことだけを書いて自分の考えは入れないこと。
自分の考えは考察で書くようにします。
先ほどの例に戻りますが、ある作家Aが2000年に『〇〇』という本を出していたとしましょう。
結果ではこの通り「作家Aが2000年に『〇〇』という本を出した」という事実だけを記載します。
「2000年にはオリンピックがあったから『〇〇』という本はオリンピックの影響を受けて書かれたかもしれない」みたいな自分の考えは考察で書きます。
この違いは正直難しいんですが、区別して書くといい感じでまとまります。
考察
「結果」の欄でも書きましたが「考察」では結果を基に自分で考えたことを書きます。
分かったことがあったなら「なぜこのようなことが起こったのだろう」ということや「次はこれを調べてみたい」といったこと、さらに欲を言うなら「他には同じテーマについて違うことも言われていたけど自分はそれに対してどう考えたか」を考察に書いていけばいいと思います。
逆に分からなかったことが分かったなら「今回の方法のどこがダメだったんだろう」ということや「こうすればいいかもしれない」ということを考察に書いてみるといいと思います。
何はともあれ「考察」は「自分の思ったこと」を書く場なので自由気ままに書いてしまいましょう!(それが難しいんですが。笑)
まとめ
ここまで書いたら後はまとめです。
まとめは1~2文ほどで「今回の自由研究では〇〇が分かった」という程度であまり長くしすぎないことがポイントです。
「一言で言うと…」という感じでしょうか?
「もっと書きたい!」という人は本文にその思いをぶつけましょう!
参考文献
最後に参考文献です。
本やネットで情報を調べたときに「どの本(ネットのページ)にこういうことが書かれていた!」ということが他の人も調べられるようにするため、参考文献を載せておきます。
なので、実際に調べ物をするときは何を参考にしたかまとめておくと、この参考文献を書くときに役立ちます。
(この記事の)まとめ
いかがだったでしょうか?
自由研究なのでまとめる形も自由だと私は思っていますが
「自由すぎてどうまとめればいいか分からない!」
という方はこの記事の流れでまとめてみると格好もある程度はつくかなと思います。
身近なものを使った私の実験案は別の記事でまとめていますし、テーマの決め方なんかの記事も今後出していけたらと思っておりますので、よろしければそちらもご覧ください。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
残りの夏休みも楽しんでください!