- つまようじを組み込んだラムネを使って崩壊性を評価することはできそう
- では、コーンスターチはラムネの崩壊性にどれくらい影響を与えているのだろうか?
- また、崩壊性を評価するための実験系のばらつきの程度を小さくすることはできないか?
前回までの実験でつまようじを組み込んだラムネを使うことによって崩壊性を素朴な材料で体験することができそうだということが分かりました。
それと同時に実験によってはさらにばらつきの程度が小さいことが必要かもしれないので、もう少しばらつきの程度が小さくなるような方法も考えていきたいところです。
当初の目的はコーンスターチの崩壊剤としての影響をラムネを使って身近に体感する…ということでした。
なので、前回ラムネの崩壊性を評価する1つの方法が分かったことを活かして今回はいよいよコーンスターチが本当に崩壊性に影響を与えているかどうかを評価していきたいと思います。
それと同時にさらに実験系のばらつきの程度を小さくして精度を上げる工夫も試してみたいと思います。
コーンスターチの崩壊剤としての役割を評価するには?
では、どのようにしてコーンスターチの役割を評価していけばいいでしょうか?
私は①コーンスターチを使って作ったラムネ(今までのラムネ)と②コーンスターチを使わずに作ったラムネを両方作ってぬるま湯に投入してみればいいのでは?…と考えました。
もし①と②の間で差が見られれば、それはコーンスターチによる影響である可能性が高い、つまり、それがコーンスターチの役割だと言えるのではないか?…と思います。
というわけで、今回はコーンスターチを使わずにつまようじを組み込んだラムネも作っていきたいと思います。
ばらつきの程度を小さくするには?
ばらつきの程度を小さくする私の考えとして
- 実験の回数を増やす
- ラムネの大きさを大きくする
ということをこちらの記事で記載させていただきました。
では、今回はどちらを採用するのか?
私は今回②の方法を採用したいと思います。
理由は①の方法がどれくらいの実験回数が必要かの検討がつかないからです。
何回やれば終わるのかが分からない作業を続けるのは面倒くさいという私の感情が勝ちました。
というわけで今回は今までより大きいラムネも作ってみてラムネが崩壊するまでの時間に差が見られそうか、また、ばらつきの程度が小さくなりそうかも評価していきたいと思います。
まとめ
今回の実験の目的はこのような形です。
- コーンスターチを使ったラムネ、使わなかったラムネの両方を作って差を見ることで、コーンスターチの役割を体感する
- 前回までの大きさのラムネと今回の大きめのラムネ(コーンスターチあり)の崩壊にかかるまでの時間に変化がみられるか評価する。
これらを解決するための方法を次回考えていきたいと思います。