- ラムネを作ることができた
コーンスターチを使って素朴な材料で崩壊性の研究をしてみる、の結果です。
ここまでに至ったざっくりとした経緯はこのような感じです。
- 医薬品の添加物に崩壊剤が使われることがあり、コーンスターチもその用途を持つ
- 素朴な材料であるコーンスターチを使って崩壊性を身近に感じられないだろうか?
- コーンスターチを使ったラムネを作ってぬるま湯に溶かしてみよう!
詳しいことは背景、方法のページで記載しておりますので、そちらをご覧ください。
では、ここから結果に入ります!
ラムネ作り
まずは実験に使うラムネ作りです。
方法のページでも記載しましたが、ラムネのレシピ案は次の通りです。
それでは実際に作っていきましょう!
今回使った材料はこんな感じです。
①粉砂糖とコーンスターチをボウルに量る
まずは粉砂糖とコーンスターチをボウルに量り取ります。
はかりにボウルを乗せ、0点合わせ(表示を0 gにすること)をし、コーンスターチ→粉砂糖の順に1つのボウルの中に量っていきました。
ここでコーンスターチから量ったのはコーンスターチの方が量り取る量が少ないからです。
量が少ないものから量るメリットは入れすぎてしまった時に対処しやすいからです。
今回の場合、粉砂糖→コーンスターチの順で量ってしまうと万が一コーンスターチを入れすぎてしまった場合、50 gの粉砂糖の中から10 gちょっとのコーンスターチを取り除かなければいけないことになります。
それよりも10 gのコーンスターチの中から50 gちょっとの粉砂糖を取り除く方が簡単じゃないですか?
もちろんレシピによっては入れる順番が決まっていたり、別々の容器に量り取ればいいじゃんという話があったりするので、必ず少ないものから量ればいい…とは言い切れません。
ただ、今回は粉砂糖とコーンスターチのどちらから混ぜても問題なさそうだと判断したこと、洗い物を減らしたいという個人的な願望からこの方法を採りました。
これは今回の実験に限らず、他の料理やお菓子作りにも応用できるので、よろしければぜひ使ってみてください!
…というわけで0点合わせしたボウルにコーンスターチ10 gを量り、もう一度0点合わせした後、粉砂糖を同じボウルに量り取りました。
②クエン酸、レモン汁、水を加え、水気がなくなるまで混ぜる
次にクエン酸、レモン汁、水を量り取ります。
先に記載させていただきますが、別々の入れ物に量り取って最終的にボウルに混ぜた方が量が多すぎた時にカバーしやすいです。
ただ、私は洗い物を少なくしたいという一心から、粉砂糖とコーンスターチが入ったボウルにそのままクエン酸、レモン汁、水を量り取っていきました。
どちらのメリットを強く感じるかは人によると思うので、お好きな方法を採用していただけますとありがたいです。
さて、粉砂糖とコーンスターチが入ったボウルをそのままはかりに乗せたままで再度0点合わせをし、同じボウルの中にクエン酸→レモン汁・水の順で量り取っていきました。
ここでクエン酸から量り取っているのは先ほどと同様に量が少ないからというのもありますが、クエン酸が固体(粉)だからです。
レモン汁と水は液体ですよね?
万が一クエン酸を入れすぎてしまった場合に、固体(粉砂糖とコーンスターチだけ)からクエン酸を取り出すのと、液体が混ざったところからクエン酸を取り出すのとではどちらが簡単でしょうか?
私は固体だけの中からクエン酸を取り出す方が簡単だと思います。
液体がある中に固体を入れてしまうと少なからず溶けてしまったり、分散してしまったり(液体の中に散らばってしまったり)するのでどうしても固体だけを取り出すことが難しくなります。
なので、私はクエン酸を万が一入れすぎてしまった時にカバーしやすいようにクエン酸→レモン汁・水の順で量り取りました。
ちなみに液体を同じ入れ物だけで量り取ろうとするとどうしても混ざって取り出しにくくなってしまうので、レモン汁・水の計量は慎重に行う必要があります。
心配な方はこの2つだけ別の入れ物に量り取ってから混ぜてもいいと思います。
このような理由から量り取る順番が特に決まっていない限りは、私は固体→液体の順に量っています。
ちなみに今回の場合、レモン汁と水はどちらから量ってもいいと思います。
…というわけでクエン酸、レモン汁、水まで入れてスプーンで混ぜると、塊ができるようになりました。
この塊はスプーンで押しつぶしながら根気強く混ぜていきましょう…!
いつ終わるか分からないので、正直気が遠くなりそうでした…。
混ぜ終わるとこんな感じになりました。
水気はなくなったけど、ちょっとほろほろとした感じの粉末…という感じです。
③重曹を加え、混ぜる
次に重曹を加え、再び混ぜていきます。
②のボウルを再度はかりに乗て0点合わせをし、そこに重曹を量り取っていきました。
混ぜるとこんな感じになりました。
見た目はほぼ変わりませんので、気が済むまで混ぜて次に行きましょう!
④整形し、半日~1日乾かす
ついにラムネの形を作っていきます!
私はダイソーで計量スプーン(色々な大きさのスプーンが束になっているもの)を2セット手に入れて1番小さいものを型にすることにしました。
この2つのスプーンで③でできた粉を挟み込み…
ぎゅっと押さえ込みます。
それを1つずつ繰り返しできたものがこちらです。
最後の方は2つのスプーンで挟み込むだけの粉の量がなかったので、片方のスプーンに粉を押し込み半球の形になっています。(3つあるんですが分かりますか…?)
できたものを部屋において半日~1日乾かします。
私は今回1日乾燥させました。
乾燥させる際に、もしほこりや虫などが気になるようでしたら網をかけることをお勧めします。この網も100円ショップで買うことができます。
…というわけで1日乾燥させましたが見た目は変わりませんでした。
ただし、持ってみたところ固くなっており、触っても形が崩れることはありません!
これで実験に使うラムネが完成しました!
ちなみに先ほど記載した半球のラムネを味見として食べてみたところ、お菓子として美味しかったです。
何か物足りない感じがするときにおつまみとして食べるのもいい甘さです。
このままぬるま湯に溶かした結果まで書こう!…と思っていたのですが、かなり長い文章になってしまったのでここで一度区切らせていただきます。
まとめ
ここまでで、方法の時に考えたレシピ案でラムネを作ることができました。
次回はいよいよぬるま湯に溶かしていきたいと思います。